出会い系サイトに関する様々な事を管理人が適当につぶやいております…管理人の適当なつぶやきなので適当に暇つぶしと思って読んでいただければ幸いです…
民事提訴特別通知書
管理番号(ハ)2610-102014
***************@yahoo.co.jp 殿
貴殿が利用した有料情報サイトの未払いに関する催告状を通知致します。
委任弁護士及び詳細は次を確認してください。
http://eternal.flier.jp/*******
本メールは、貴殿が利用する携帯キャリアへ利用端末の情報開示請求を行い、
***************@yahoo.co.jpを取得し送信したものです。
このメールを受信してから24時間以内に上記催告状から連絡がない場合は、即刻、民事訴訟の手続きを行います。
本メールには直接返信しても無効です。
民事提訴特別通知書!なんてタイトルのメールですからそりゃびっくりして開封しちゃいましたが…
よくよく考えたらそうですね。こういう「民事提訴特別通知書」なんてものがメールで送られてくるなんておかしいんですが…こういうのは裁判所から直接住所へ書面で送られてきますよね。
とまあ…「架空請求」の類だろうという事で調査してみました。
まず、このメールのリンク先です。
ここに接続すると
まずこういうページになります。
URL:http://mynavisns.com/bin/camp.php?url=1zhiwmmvulwd
これなんですけど、
「当サイト及びパートナー/業務提携サイトおきまして[無料期間中の退会処理]の申告が行われず、本日までに発生している登録料金、月額料金及び遅延損害金の返済がなされておりません」なんていうとんでもな理由です…
そんな事言われましても、この該当サイト「エンジョイライフ/ENJOY LIFE」「http://mynavisns.com/」には登録した覚えもないんですが…
もしかして姉妹サイトは?と思いましたが姉妹サイトのサイト名もわかりません。それに「無料期間中に退会処理しないと料金発生」というのもすごい話ですよね。
確かにこの「エンジョイライフ/ENJOY LIFE」のサイト規約を読むとしっかりと記載されていました。
当サイト姉妹サイトをご利用の際に、正規のお手続きで退会処理を行ってない場合におきましては、未払状態となり、遅延損害金等が発生致しますのでご注意下さいませ
弊社及び姉妹サイトのにご登録され未払い状態での退会申請受付に際し、退会違約金が発生致しますのでご注意下さいませ
重要な事なので2回ほど記載がありましたが…
そんな事を記載していたとしてもこういうのはやはり「特定商取引法」や「電子消費者契約法」からもまともな契約とはみなされないでしょう。そもそも今回のは登録すらしてないんですからね…
それにしてもこの内容ですが…「指定期限内の入金が確認できなかった場合、アクセス情報をプロバイダに提出し、お客様のメールアドレス・プロバイダの契約情報から追跡し、身元調査を行い、顧問弁護士による少額起訴制度を利用した請求を行います」という内容です。しかも弁護士名と実印?と思われる印鑑の画像もあります。
何にも知らない人はビックリしますよね?
さらにこのページにはリンクがいくつかありますので次にそのリンク先のページを紹介します。
URL:http://mynavisns.com/bin/camp.php?url=7dikws7dcyzn
上記催告状の「特に悪質な場合には、身元調査の上、差押処分を必ず行います。」というリンクをクリックしたページです。
補足として、督促までの手順を説明しています。
・発信者その他侵害情報の送信に係る者の氏名又は名称
・発信者その他侵害情報の送信に係る者の住所
・発信者の電子メールアドレス
・侵害情報に係るIPアドレス
・前号のIPアドレスを割り当てられた電気通信設備から開示関係役務提供者の用いる特定電気通信設備に侵害情報が送信された年月日及び時刻
等を調べてうんぬんとありますが…そもそも先ほどの「当サイト及びパートナー/業務提携サイトおきまして[無料期間中の退会処理]の申告が行われず、本日までに発生している登録料金、月額料金及び遅延損害金の返済がなされておりません」なんてものが通じるのか?という話です。これが仮にOKなら、然るべき手順を踏んで、裁判所から通達が来るのかもしれませんけどね。
こういうのも何も知らない場合はビックリしちゃうんですかね?
このページのリンク「特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律」では本当に「総務省行政管理局が運営する総合的な行政情報ポータルサイト」へのリンクを貼り付けていたりと…こういうのが信憑性を増すんですかね?
URL:http://mynavisns.com/bin/camp.php?url=636wuxysf8sj
上記催告状の「身元調査及び差押処分の流れはこちら」というリンクをクリックしたページです。
こちらのページも上記補足1と同じように情報開示後どうやって手続きがされるのかを説明しています。
これもまた…そんな理由で請求が可能なのか?という事です。
このページでも「公示送達」というリンクで「http://www.courts.go.jp/tokyo-s/vcms_lf/8-4-0-1setumei_all.pdf」という公的機関が運営するサイトへリンクを張っています。このサイトは「裁判所」に関するサイトです。
ただ…ここまでの流れなんですけど、この
「エンジョイライフ/ENJOY LIFE」「http://mynavisns.com/」
というサイトですが、中国で登記されている企業の運営するサイトのようで、規約を見てみたら…
第17条 準拠法
本規約の成立、効力発生、解釈に当たっては中華人民共和国を準拠法とします。
第18条 管轄裁判所
会員と弊社は、本規約に関する紛争については、 その訴額に応じて国務院情報局の最高人民裁判所または中国裁判所最高裁判所に付随する地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とします。
とあります。ん?中国の法律で?中国の裁判所で?争うんですか?
では…今回送られてきた催告状ですが…これの説明に使われているのは日本の法令と日本の裁判所の話…
と…こんなおかしな状態です。
URL:http://mynavisns.com/bin/camp.php?url=ihce7088tz3y
最後に…
(現債権者・債権管理回収業務委託者)当社はインターネットコンテンツ事業者・融資企業様より、支払金未納の回収を委託された行政公認法人です。
(法務大臣の許可を得て、信用保証協会の委託に基づき信用保証協会の債権の管理及び回収を行っています。)
詳細はこちらをご参照ください。
の「こちら」のリンクから進むページです。
このページでは債権回収業者に関しての記載が見られます。
債権回収業者に関しては、実際に「法務大臣の許可」を得て法令に基づく債権回収を行う業者が居るのは事実です。
今回の催告状には、そのうち3社が名を連ねていました。
この3社
保証協会債権回収株式会社
ジャパントラスト債権回収株式会社
リンク債権回収株式会社
ですが、ネットで調べれば確かに存在します。
まさか本当に法務省認可の債権回収業者が関係しているのか?!と思いましたが、よく見ると…3社とも会社名は同じでも、代表者・会社所在地が違いました。(気になる方は社名で検索して確認してみて下さい。)
という事は…これは…法務省認可の債権回収業者の名を語ったものでしょうか?
とりあえず、その中の1社「ジャパントラスト債権回収株式会社」にメールにて写真も添付して、「こういう「催告状」を送ってますか?」とたずねていますが…今のところ未回答です。
今回届いたこの「架空請求」と思われるメールは、まだサイト上に情報が少なかったので、何らかのアドバイスになればと調査しましたが…
それにしてもこの「エンジョイライフ/ENJOY LIFE」「http://mynavisns.com/」の手口は極めて悪質かと思われます。
運営会社が中国の企業となっていますが…実際はどうなんでしょうね…
とりあえずサイト情報も追加しましたので、同じようなメールが来たなどの情報があれば宜しくお願いします。
2014年10月27日